第6回国際森田療法学会がカナダで開催される!
2007年8月23〜25日にかけて、カナダのバンクーバにて第6回国際森田療法学会が、カナダ・ブリティシュコロンビア大学の石山一舟先生の大会長により、ブリティシュコロンビア大学内で開催されました。
当大会の概要は以下のとおり。
概要
- 日 時:2007年8月23日(木)・24日(金)・25日(土)
- 場 所:カナダ・バンクーバ・ブリティシュコロンビア大学キャンパンス
- 大会長:石山一舟(University of British Columbia Education)
- 後 援:日本森田療法学会
公益財団法人メンタルヘルス岡本記念財団
日程と内容
2007年8月23日(木):プレカンファレンス・イベント
- ソシオドラマ(15:30-16:45)
「森田療法の誕生」
・増野肇(ルーテル学院大学教授)&
ソシオドラマパフォーマンスチーム
- カルチャーセレモニー
(17:00-18:10)
「神道によるイベント」
・賀陽 濟(かや わたる)氏
(田無神社 宮司)等による
神道イベント
- ウエルカム・レセプション
(18:20-20:30)
- プレカンファレンス講演
「あるがままと神道合気道のかかわり」
・賀陽 濟(田無神社 宮司)他
22007年8月24日(金):大会1日目
- 開演のあいさつ(8:30-8:50)
・石山一舟(大会長)
・北西憲二
(日本森田療法学会理事長)
・ロブ・ターニー
(UBC大学部長)
・オオツカセイイチロウ
(在バンクーバー日本国総領事館)
・岡本常男
(メンタルヘルス岡本記念財団会長)
- 特別講演(1)(8:50-9:10)
「国際化と森田療法」
・スゥ・チャン(米国文化精神医学協会医学博士) - 基調講演(1)(9:15-10:05)
「日本の精神療法の哲学的・宗教的背景」
・北西憲二(日本森田療法学会理事長) - ゲスト講演(1)(10:20-11:00)
「前近代の自我、現代の自我、無自我
〜伝統と現代文学における日本人の精神性」
・ポール・マッカーシー(駿河台大学博士) - シンポジウム(1)(11:00-12:00)
「森田療法の国際的展望」- 高等教育における森田療法
・ブライアンオガワ(米国ウオッシュボーン大学博士) - ロシアにおける森田療法
・ナタリア・セメノバ
(ロシア連邦健康省モスクワ精神医学調査協会博士) - 英国における森田療法の機会
・デビッド・リチャード(英国ヨーク大学博士)
- 高等教育における森田療法
- 特別講演(2)(13:00-13:20)
「森田療法的カウンセリングの応用例」
・我妻則明(岩手大学教授)
・横山博(生活の発見会) - シンポジウム(2)(13:20-14:35)
「中国における森田療法の現在と未来」- 森田療法の適応
・ジイアン チェン・リュー(中国北京大学精神衛生講座医学博士) - 社会不安障害治療における森田療法の受容考察
・イン ジー・ルゥ&チン フェン・ジャーン
(中国ズゥボー市第5精神医学病院医学博士) - 中国森田療法の医師と患者の関係
・ハ イン・ジャーン(中国上海メンタルヘルスセンター医学博士) - 中国における森田療法開発のキーポイント
・ワン ホン・シー&シィン ジェ・ヤン
(中国第4陸軍大学医学博士)
- 森田療法の適応
- 多面的なプレゼンテーション会議(14:50-16:00)
<セッション1>テーマ:森田療法の調査研究- 東京慈恵会医科大学第三病院の入院森田療法の統計分析
(1972〜2006)
・舘野歩(東京慈恵会医科大学第三病院医学博士)他 - 不安障害の治療前後の患者の変化
・シン カイ・ジャーン、ダ イウアン・ナン、ズゥ チェン・ワーン
(上海交通大学医学博士) - 性格特徴と合併症におけるパニック障害と全般性不安障害の比較
・矢野勝治(東京慈恵会医科大学第三病院森田療法センター)他 - 慢性抑うつ患者の外来患者の病前性格の研究(第三回目)
・樋之口潤一郎
(東京慈恵会医科大学第三病院森田療法センター病棟長)他
- 地震のトラウマと森田療法
・渡邊直樹(青森県立保険福祉センター医学博士 - )逆説禅的森田療法〜神経症を維持する方法
・道木秀行(三省会) - 職業的立場の変化の後の森田療法における新しい視点
・井関渉(ディケア&クリニックホットステーション医学博士) - 浜松医科大学における新しい森田療法の試み
・星野良一(浜松医科大学精神神経医学教室博士)他
- 東京慈恵会医科大学第三病院の入院森田療法の統計分析
- ワークショップ
<ワークショップ1>森田療法ケーススーパービジョン(16:15-17:40)
・久保田幹子
(法政大学教授、森田療法センター臨床心理士長)他
<ワークショップ2>トラウマへの森田療法の活用(16:15-17:30)
・ペグ・ルバイン(オーストラリアモナッシュ大学医学博士) - イブニングイベント(18:00-20:45)
<イブニング講演>(18:00-18:40)- 森田療法における「流れ」と「調和」
・岩田真理(ひがメンタルクリニック) - サイコオンコロジーにおける森田療法の試み
・伊丹仁郎(すばるクリニック医学博士)
- 森田療法における「流れ」と「調和」
- 音楽によるディナーレセプション(18:50-20:45)
22007年8月25日(土):大会2日目
- シンポジウム(3)(8:50-10:30)
「社会恐怖と社会不安における文化的視点」- 東西アジアの社会恐怖
・ウルフォン・ジレック&ルイス・ジレックオール
(ブリティシュコロンビア大学医学博士) - 日本における対人恐怖症に対する治療法の2つの背景
・黒木俊秀(九州大学医学博士) - 自己保身と社会関係における森田的・認知行動的見解
・リーン・イーアルデン&チャールズ・ティー・テイラー
(カナダブリティシュコロンビア大学医学博士)
- 東西アジアの社会恐怖
- 多面的なプレゼンテーション会議(10:45-11:55)
<セッション3>テーマ:森田療法と心身医学- アトピー性皮膚炎に対する二週間の集団森田療法
・板村論子(帯津三敬病院医学博士) - 慢性疼痛の集団療法における森田療法の応用
・芦沢健(北仁会旭山病院医学博士) - アトピー性皮膚炎に対する森田療法の適用
・細谷りつこ(細谷皮膚科クリニック医学博士) - 顎関節症に対する森田療法的アプローチの導入法
・石田恵(東京医科歯科大学大学院医歯学総合科医学博士)
- ブリーフセラピーと心理教育をベースにした外来森田療法の新しい試み
・山田秀世(大通公園メンタルクリニック医学博士)他 - 森田療法的アクティブカウンセリングと異文化適用の影響
・石山一舟(カナダブリティシュコロンビア大学博士) - 森田の生活様式:心理学学生の相談の視点
・セレサ・ベンソン
(米国アクロン大学&ウオッシュボーン大学医学部インターン)
- アトピー性皮膚炎に対する二週間の集団森田療法
- 特別講演(13:00-13:40)
- 抑うつの初期を外来治療で予見する
・シー・リチャード・スペイツ(米国西ミシガン大学博士) - 外来森田療法の本質
・橋本和幸(調布はしもとクリニック医学博士)
- 抑うつの初期を外来治療で予見する
- 基調講演(13:40-14:30)
「森田療法の多面性とカウンセリングへの適用」
・石山一舟(カナダブリティシュコロンビア大学博士) - 特別講演(14:45-15:05)
「ゲシュタルト心理学と森田療法」
・ジョン・フリュー(米国パシフィック大学博士)
・ベグ・リバイン(オーストラリアモナッシュ大学医学博士) - 討議(15:05-16:10)
- 認知行動療法・マインドフルネス・森田療法
・中村敬(東京慈恵会医科大学精神医学教室教授) - 弁証法的行動療法におけるマインドフルネス:森田療法との比較
・ジョン・ワグナー(カナダブリティシュコロンビア大学博士)
- 認知行動療法・マインドフルネス・森田療法
- シンポジウム(4)(16:15-17:00)
「森田療法の展望」
<日本側>
・中村敬(東京慈恵会医科大学精神医学教室教授)
・増野肇(ルーテル学院大学教授)
・黒木俊秀(九州大学医学博士)
<各国側>
・ナタリア・セメノバ(ロシア連邦健康省モスクワ精神医学調査協会博士)
・ブライアン小川(米国ウオッシュボーン大学博士)
・ベグ・リバイン(オーストラリアモナッシュ大学医学博士)
・シー・リチャード・スペイツ(米国西ミシガン大学博士)
・リーン・イーアルデン(カナダブリティシュコロンビア大学博士)
・ハ イン・ジャーン(中国上海メンタルヘルスセンター医学博士) - 閉会のあいさつ
・北西憲二(日本森田療法学会理事長)
・石山一舟(大会長)